SPY×FAMILY2期のOPが少し物議を醸しているらしい

表題のとおり。

SPY×FAMILY2期のOP映像が作品のイメージに合わないと一部から批判を受けているようだ。

 

件のOPは「ピンポンTHE ANIMATION」や「犬王」の監督を手掛ける湯浅政明クレヨンしんちゃんでのアニメーターとしての活躍も有名である。

私も前述の作品に加え「映像研には手を出すな!」等で氏の作品にはいくつか触れており、独特の線から大胆な動きをする演出はかなり好みなところ。

実際にSPY×FAMILYのOPも私としては湯浅氏らしさにあふれたいいOPであるという印象だ。

 

主だった批判の声としては「動きがフォージャー家らしくない」「スパイファミリーらしくない」といったものである。

つまりクリエイターの”らしさ”がかえって原作”らしくない”と批判を受けている構図となっている。

 

これは本当に悲しいことだが、一般の視聴者にとってアニメーター等のクリエィテビティはときに「原作らしくない」との評価を受けてしまうことがある。

癖の強いアニメーターの絵は一般感覚からすると作画崩壊と捉えられてしまうこともあるし、作家性の強い脚本家の書く話はときに「原作崩壊」と辛い評価を受けてしまうこともある。

アニメーターの各個人に注目するのは悲しいことに一部のオタクだけであって、一般的には原作ありきのアニメ作品は原作通りに作ること、個を消すことが求められてしまう

 

今回の一件もその一端だと私は感じた。

クリエイティビティを尊重しつつ一般受けするというのは難しいのだろうか。

もちろん一部の意見であるので大多数は好意的ではあると思うのだが、凄くいいOPだと思っただけに批判意見に少し寂しくなったのもまた事実である。